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北朝鮮は瀬戸際戦術、交渉を段階別に分けて利益を極大化するサラミ戦術、関心を別のところに引いた後に意表を突く声東撃西の欺まん術を自由自在に駆使しながら核開発を推進した。 いま核武装をめぐる北朝鮮と国際社会の本格的なゲームが始まった。 北朝鮮の核開発の最終終着駅はどこか。
5月25日午前9時47分、北朝鮮は咸境北道豊渓里(ハムギョンブクド・プンゲリ)の地下坑道で2回目の核実験を断行した。 国際社会の憂慮と警告にもかかわらず北朝鮮は計画通りにまた世界の注目を集めた。
06年10月9日の1回目の核実験に比べてはるかに大きな規模の人工地震を誘発した核実験は、北朝鮮当局の発表通りなら向上した爆発力と技術水準を誇示する核爆弾実験と推定される。 北朝鮮は、国連安保理が自国の平和的な宇宙開発事業である人工衛星発射を糾弾して制裁を加えたことを「主権侵害」と規定し、主権尊重の精神に立脚して運営されてきた6カ国協議に永久に参加しないと宣言した。
同時に北朝鮮は核抑止力を持続的に強化することを主張したことで追加の核実験を予告した。 結局、こうした北朝鮮の予告から1カ月も経たないうちに北朝鮮は2回目の核実験を断行した。 北朝鮮の無謀かつ挑戦的な核実験に対して国際社会は直ちに国連安保理を招集し、一斉に糾弾すると同時に、従来の対北朝鮮決議案1718号よりさらに強化した内容の制裁案を模索している。
北朝鮮の伝統的友邦であり北朝鮮のロケット発射に対してもできるだけ北朝鮮を刺激しないよう慎重に対応した中国とロシアも、今回は直接的かつ断固たる姿勢で不満を表し、制裁の動きに賛同する姿勢を見せている。
北朝鮮、「核武装」が最終目標?(2)
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