李明博（イ・ミョンバク）大統領は２日、韓・ＡＳＥＡＮ特別首脳会議を終えた後、ＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）議長国であるタイのアピシット首相と共同記者会見を行った。

この席で李大統領は「韓・ＡＳＥＡＮは共同繁栄に向かって進むパートナーになった」と強調した。アピシット首相は北朝鮮の核問題に関し「６カ国協議関連国がＡＳＥＡＮ地域安保フォーラム（ＡＲＦ）という枠組みを十分に利用することを望む」と述べた。

以下は一問一答。


－－韓・ＡＳＥＡＮ発展のために残された課題は。

アピシット総理：経済協力も重要だが、他の分野も度外視しない。教育分野の協力も議論された。また‘韓流’を組織的に（関係発展に）活用できるという議論もした。

－－３月にソウルにオープンした韓・ＡＳＥＡＮセンターの役割は。

李大統領：人的交流のほか、教育・文化方面で実質的な部分を推進するのに役立つと考えている。

－－今回の首脳会議と「新アジア構想」の関係は。

李大統領：ＡＳＥＡＮ１０カ国は人口が６億人近くになり、韓国と相互補完的な関係を持つ重要な地域だ。新アジア構想の中でもＡＳＥＡＮを非常に重要視している。ＡＳＥＡＮは世界３大市場でもある。

－－ＡＳＥＡＮの「北東アジアパートナー」として韓国の比重は。

アピシット首相：韓国は重要な戦略的パートナーだ。ＡＳＥＡＮの立場として、ＡＲＦ会談自体を韓半島の平和と安定のために（韓国が）活用できるよう喜んで提供したい。