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日本水準でLNGを輸入していればガス公社の損失は少なかった(2)

◆なぜ高く輸入したのか=ガス公社が10年前にLNG価格が安かった機会を逃したためだ。当時国際原油価格は1バレル当たり20ドル以下に下がりLNG価格も下がった。その時に政府はガス公社を輸入・配管網・卸売り部門などにわけて民間への売却を進めていた。これにかかりきりとなっていたためにLNGを安く長期輸入する契約を進めるのが困難だったいうのがガス公社の説明だ。

誠信女子大学の姜錫勲(カン・ソクフン)教授は、「公企業が本来の役割を忘れ生存のために努力したがその負担を国民に回しているもの」と指摘した。

韓国よりLNGを安く輸入している日本は、東京ガスや大阪ガスなど民営事業者がLNGを輸入している。韓国で民間企業が主に輸入する原油は昨年の平均輸入単価が1トン当たり735.48ドルで、日本の769.55ドルより安かった。


LNG貯蔵施設が不足していることも輸入単価が高くなる原因だ。ガス公社は、「大型LNG貯蔵施設が十分ならば、価格の安い夏にLNGを輸入して貯蔵し冬に放出すればよいが、貯蔵施設が不足しており冬に現物市場でLNGを高く買わなくてはならないのが実情だ」と説明している。



日本水準でLNGを輸入していればガス公社の損失は少なかった(1)

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