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北、西海で高速上陸艇を動員して訓練

核実験に続き長距離弾道ミサイルに関連した動きまで捕捉されるにつれ、北朝鮮の軍事動向への関心が高まっている。

その上、北朝鮮軍部は「軍事的打撃で対応する」と公言し、緊張を高めている。軍当局は西海(ソヘ、黄海)の北方限界線(NLL)付近で北朝鮮の軍事挑発が行われる可能性に注目する。すでに対北情報監視態勢の「ウォッチコン」を3段階のレベルで2まで引き上げた韓米軍当局は、NLL海域をはじめ挑発が予想される海域をリアルタイムでチェックしている。

だが軍当局者は1日「現在まで挑発が差し迫ったことを示す北朝鮮軍の特異な動向は感知されずにいる」と話した。北朝鮮軍の通信量も普段と変わらないという。通常、交信量が急減する「沈黙待機」の状況になれば、挑発直前に戦力の露出を避ける「異常な兆候」に見なされる。最近の数日間、軍部隊の注目すべき動きや火力の増強配備などといった変化も見せていないということだ。


北朝鮮が西海艦隊司令部隷下の警備艇と海岸砲部隊に、弾薬の量を増やすよう指示したという情報があったが、いずれも平時のレベルだったことがわかった。該当地域の北朝鮮部隊を軍高官らが訪問した、という情報も事実でないことがわかった。軍当局は、北朝鮮が緊張ムードを醸成しているため、一部の未確認情報が事実として伝えられるケースがあるとみている。

国防部当局者は「先週は北朝鮮軍の2の師団が前進配備されたとのうわさが広がったこともある」とし「一定規模以上の部隊の移動など異常な兆候は、韓米両国が稼働中の対北情報監視網によって直ちに把握できる」と説明した。軍一部では「北朝鮮が奇襲的に挑発するため意図的に関連兆候を徹底的に隠蔽する可能性がある」という見方も出ている。北朝鮮がすでに今年初めから西海岸地域で挑発時に備えた訓練を繰り広げてきたという点からだ。

北朝鮮は最近まで延坪島(ヨンピョンド)に近い大睡鴨島(テスアプド)付近で、19回にわたり約1000発の砲撃訓練を行った。韓国軍の取り組みもより早まっている。国防部当局者は「1200トン級の海軍哨戒艦4隻を小延坪島(ソヨンピョンド) 海上南方の3.2キロメートル(2マイル)まで前進配備し、作戦の回数を増やした」とし「韓国産の地対空誘導弾・天馬(チョンマ)も現地に配備した状況」と話した。



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