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北、ICBM…東倉里から東方なら米国ターゲットに(2)

東倉里で、西海(ソヘ、黄海)-東シナ海-フィリピン海につながる南方に発射する方法もある。

この方向だと最大距離が約4500キロメートルであることから、長距離弾道ミサイルを短く打ち上げたり、中距離弾道ミサイルを発射しなければいけない制限がある。しかし北朝鮮の立場としては、それなりの利点がある。ひとまず中国に隣接していて、米国・日本のイージス艦が迎撃しにくいということだ。

また東シナ海には沖縄、フィリピン海にはグアム島がそれぞれあって、弾道ミサイルで威嚇できる。グアム島と沖縄に駐留する米軍は韓半島に有事の際、韓国を防衛するために増援される戦力だ。北朝鮮が弾道ミサイルを開発した理由のひとつが、韓半島に有事の際、米軍の増援戦力が韓半島に入れないよう遮断することだ。


◇今月中旬に発射の可能性=国会外交通商統一委員会の与党ハンナラ党幹事、黄震夏(ファン・ジンハ)議員は、北朝鮮が大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射する徴候を見せていることについて「韓米首脳会談が開催される今月中旬に発射する可能性が高い」という見方を示した。黄議員は1日、民放・SBSラジオ(ソウル放送)の番組「イ・スンヨル SBS展望台」で「通常(長距離弾道ミサイルが)発射する位置に運ばれれば、組み立てに2-3週間がかかる」とし「(政治的な)効果を踏まえ、そのころ発射するものとみられる」と話した。

◇東倉里の発射施設=北朝鮮がミサイルの発射施設を現代化するため、2000年に着工し、現在ほぼ完工の段階にある。情報当局によれば、現在発射施設には高さ10階の発射台と自動化したロケットの制御・操縦施設などが設置されてある。長距離ミサイルを安定的に発射するためには、発射台と操縦・制御が非常に重要だ。



北、ICBM…東倉里から東方なら米国ターゲットに(1) 【ニュース特集】注目される北朝鮮の動き

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