１日、済州道西帰浦（チェジュド・ソギポ）国際コンベンションセンター（ＩＣＣ）で開幕した韓・ＡＳＥＡＮ（東南アジア諸国連合）特別首脳会議で、李明博（イ・ミョンバク）大統領とＡＳＥＡＮ首脳らは「北朝鮮の核実験は国連安保理決議と６カ国協議合意事項に明確に背く挑発行為であり、東アジアと世界の平和・安定を深刻に阻害する行為」と規定した。

首脳会議の第１セッションで首脳らはこのような認識で一致し、北朝鮮は国連安保理決議を忠実に履行し、直ちに６カ国協議に復帰すべきだ」と促したと、李東官（イ・ドングァン）青瓦台（チョンワデ、大統領府）報道官が伝えた。


李報道官はまた「閉幕日の２日、首脳らは‘韓・ＡＳＥＡＮ共同声明’とは別に北核関連の報道発表文を出す予定」と明らかにした。

報道発表文には▽北朝鮮の核実験を糾弾▽国連安保理に速かに実効性ある対応措置を要請▽北朝鮮の核放棄と早期６カ国協議復帰を促す－－などの内容が盛り込まれる計画だ。

これに先立ち李大統領は午前に放送された定例ラジオ演説で、「いつも‘民族同士’を主張してきた北朝鮮は、われわれが喪中であるにもかかわらず核実験を強行し、ミサイルを相次いで発射した」とし「北朝鮮が対話と平和の道を無視して軍事的威嚇と挑発を敢行すれば、これを決して容認しない」と強調した。

李大統領は「韓国国民の安全と国の安保を脅かす行為にはいかなる妥協もない」と釘を刺した。