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金東吉(キム・ドンギル)延世(ヨンセ)大名誉教授が盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去と国民葬を報道したマスコミに不満を表示し、「なぜノサモ(盧武鉉を愛する人の集い)と反ノサモがテレビを通して国民の前で討論し、どちらが正しいかを明らかにする場を放送局は準備しないのか」と主張した。
金教授は1日、自分のホームページで、「大韓民国の政府が威厳を守っていくには紀綱を立て直す必要がある」と強調した。
金教授は「もどかしく怒りが込み上げてくるので一言いう。一体‘これはどういうことか’」と話を切り出した。 そして「国民葬の期間に故人の冥福を祈るという趣旨で死亡した人の立派な点や功績を選んで(短所や欠陥はできるだけ伏せて)視聴者に知らせるところまでは耐えられる。しかし葬式がすべて無事に終わり、国の仕事がすべて正常に戻らなければならないこの時期にも、北が核実験を強行して大韓民国の生存までが脅かされているこの時期にも、ノサモは何を企んでいるのか」と伝えた。
金教授は盧前大統領の告別式を「国民葬」ではなく「家族葬」にすべきだったと主張した。 金教授は「政府側が遺族に‘家族葬’を勧めるべきだったという気がする。 初代大統領の李承晩(イ・スンマン)博士も‘家族葬’だったが、決して道理に外れた待遇ではなかった」とし「国民葬にこだわる人がいたとしても、‘いくら元大統領でも自殺で命を絶った人は国民葬とするのは難しいと答えれば相手を納得させられたはずだ。 国民葬で見送られた独立闘士・愛国者の中に被殺者はいても自殺者はいなかったため」と説明した。
金教授はまた、盧前大統領の告別式場で李明博(イ・ミョンバク)大統領夫妻に謝罪を要求した民主党の白元宇(ベク・ウォンウ)議員を非難した。 「告別式場で大統領夫妻が献花しようという時に大声で罵声を浴びせた者がどの党に所属する国会議員かという話を聞いて驚いた。 世の中にこんな人間もいるのか」とし「警護員が抑えなければ1週間間隔で国民葬をしなければならない国になるところだった」と述べた。
最後に「海外のすべての世論があたかもノサモに軍配を上げて現政権の過ちを浮き彫りにするような報道をするのは偏向的ではないか」とし「国民を誤って導いてはならない」と付け加えた。
金教授は30日にも自分のホームページに「放送3局が総動員され、盧前大統領を一つの‘殉教者’‘犠牲の羊’として浮き彫りにするのに成功した」とし、マスコミ報道を非難する内容を載せた。
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