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北、ICBM1基を東倉里発射施設に搬入

北朝鮮が再び発射を準備中の、長距離弾道ミサイルが積み込まれた貨物列車が平安北道鉄山郡東倉里(ピョンアンブクド・チョルサングン・トンチャンリ)のミサイル発射施設に到着したことが31日、確認された。

情報当局者は「先週から平壌(ピョンヤン)付近の山陰洞(サンウムドン)兵器研究所で、貨物列車3両に積み込まれた長距離ミ弾道サイル1基を観察してきた」とし「この列車が先月30-31日、東倉里のミサイル基地に移動したと聞いている」と話した。北朝鮮が発射準備を進めている新しい長距離弾道ミサイルは、今年4月5日に発射したテポドン2号の改良型とほぼ同じ規模で、韓国当局は大陸間弾道ミサイル(ICBM)級とみている。

射程は4000-6500キロメートルに推定される。この当局者は「今月中旬ごろ発射準備が終わるものとみられる」とした。続いて「東倉里の発射施設が依然完工済みではないが、北朝鮮が新しい長距離弾道ミサイルの発射を同地で行うものとみられる」という見方を表した。


ほかの当局者は「この発射施設には高さ10階の発射台がすでに設置されている」とした後「東倉里の発射施設で何かを作っているのが捕捉されている」と伝えた。北朝鮮が8年前から建設してきた東倉里のミサイル発射施設は、今年4月に北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した咸境北道花台郡舞水端里(ハムキョンブクド・ファデグン・ムスダンリ)のミサイル発射施設より、はるかに大きく、現代化している。

こうした北朝鮮の動きに対し、国際社会の圧力が日増しに強まっている。特に北朝鮮の友軍だった中国とロシアが北朝鮮を厳しく非難している。米国は北朝鮮がICBMを発射する場合、迎撃も検討中だ。韓米両国は今月16日に開催される韓米首脳会談で、両首脳が、米国が提供する「核の傘」(核保有国が、その核戦力を背景にして自国および友好国の安全維持をはかること)の保障を明文化する。李相熹(イ・サンヒ)国防部長官とゲーツ米国防長官は先月30日、シンガポールで開かれた第8回アジア安保会議で、こうした方針で一致した。

中国の次期リーダーとされる習近平国家副主席は先月27日、北京で李相熹国防長官と会って「北朝鮮の核実験は中国の原則と利益に反する」とした上で「北朝鮮はこれ以上事態を悪化させてはいけない」と述べた。



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