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最高裁、「エバーランド事件」李健熙前会長に無罪確定

最高裁判所全員合議体は29日、エバーランド転換社債(CB)を安値で発行し会社に損害を与えた疑い(特定経済犯罪加重処罰法上背任)で起訴された許泰鶴(ホ・テハク)・朴魯斌(パク・ノビン)元エバーランド代表に有罪を言い渡した原審を無罪趣旨で破棄した。 最高裁は事件をソウル高裁に差し戻した。

最高裁は判決文で「許泰鶴・朴魯斌元代表の行為は任務に背いて会社に損害を与えたと見なすことはできない」と明らかにした。 また「転換社債は株主配分方式で発行され、株主が配分された株式を失権した」とし「したがって代表取締役が会社に対する背任行為をしたと見なすことはできない」と説明した。 最高裁判事11人のうち6人が無罪意見を出し、5人は反対意見を出した。

最高裁判所2部は李健熙(イ・コンヒ)前三星グループ会長がエバーランド転換社債(CB)を安値で発行し会社に損害をもたらした容疑に対し、無罪を宣告した原審を確定した。 しかし李前会長が三星SDSの新株引受権付社債を安値で発行し会社に損害を与えた容疑に対しては無罪を言い渡した原審を破棄し、事件をソウル高裁に差し戻した。 最高裁は「三星SDSの新株引受権付社債発行は第3者に配分するためのものであり、これは会社に対する背任となる」と明らかにした。 李前会長の脱税容疑も破棄され、差し戻された。

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