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「今月15日に『サースト』(原題:「コウモリ」)を公開した当時、反応が熱く、少し期待はしていた。国際映画祭にたくさん参加したが、そこまで真心から歓呼する姿を見たのは初めてだった。だから、ひょっとしたらと期待する気持ちがあることはあった」。
第62回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受けた「サースト」の帰国記者会見が行われたソウル江南区(カンナムグ)のシネマコンプレックス・CGV狎鴎亭(アプグジョン)に姿を見せたパク・チャヌク、46)監督は「受賞への期待感があったか」という質問に、このように答え、明るくほほえんだ。同氏がカンヌ映画祭で受賞するのは、04年に審査委員大賞を受けた「オールドボーイ」以降、2度目となる。
--「サースト」は公開後、国内でも評価が克明に分かれた。カンヌではどんな理由で受賞できなかったと考えているか。
「公式には確認していないが、『サースト』が62年にわたるカンヌ映画祭の歴史上、初めてコンペティション部門に出品されたヴァンパイア映画だと聞いている。(外国の映画界関係者は)ジャンル的かつ娯楽的な性格が濃い『サースト』が映画祭に招待された点を不思議に思う雰囲気だった。市場では芸術映画に扱われ、映画祭では商業映画扱いされるのが『サースト』のような映画の運命のようだ。ヴァンパイア映画は数え切れないほど多いが、こうした点が魅力に迫ったのではと考えている」。
--カンヌへ向かう前に、同作品について聞いた反応のうち、記憶に残るものは。
「カンヌ映画祭に招かれるため、このように(刺激的かつ破格に)作ったという意見と、カンヌ(審査委員ら)にアピールするためサンヒョン(ソン・カンホ)の性器をわざわざ露出させたという意見だ。本当にユニークかつ奔放な想像力だと思った(笑)」。
--マスコミと大衆の関心が映画祭で受賞するかどうかに集中する雰囲気をどう受けとめるか。
「映画祭がコンペ部門を運用し、監督がコンペ部門に出品する理由は、そうした関心を引き出すためのものだ。しかし受賞できなかったからといって“受賞失敗”といった報じ方はやめてほしい。誰かが“映画祭のコンペ部門は、勝者はいても敗者はないゲーム”と話したが、私も同じ考えだ」。
--受賞後に李明博(イ・ミョンバク)大統領が送った祝電を受けてどんな感想だったか。
「幼いころボクシング選手がチャンピオンを獲得し、大統領から祝電を受けるのをテレビで見たのを思い出した。自分のことじゃないように思え、ぎこちなく現実ではないような気分だった」。
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