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‘花男’が集団で登場するドラマ「花より男子」は若い俳優をスターに育てた。韓国だけでない。ドラマの‘原産地’である日本で、4人の男主人公‘F4’のうち女性に最も大きな支持を受けた花沢類(韓国版ではユン・ジフ)を演じた小栗旬(26)。この作品の後、日本はもちろんアジアが注目する俳優に成長した。
「花より男子」のほか、ドラマ「ごくせん」、映画「クローズZERO」などで韓国でも人気が高い小栗が7月、公式ファンクラブを創設し、本格的な韓国活動を始める。
最近、若い層を中心に‘日流’が広がり、日本の歌手や俳優が人気を集めているが、俳優が自ら公式ファンクラブを作って韓国に進出するのは今回が初めてだ。
「韓国と日本の文化交流に少しでも役立ちたい」という小栗旬に電子メールでインタビューした。
◇「演技はとても難しかった」=まず「花より男子」に関する質問から。出演当時、すらっとした背(184センチ)と雰囲気のいい声で「すべての女性の理想である類の役にぴったり」という評価を受けた小栗。しかし自分では「自分の性格とあまりにも違う役だったので大変だった」と打ち明けた。
「実際は類とは全く違う‘自分勝手で気分屋’。初めて話が入ってきた時は‘からかっているのか’と思うほどだった。原作漫画の大ファンの母と姉も‘類はお前のようにそそっかしくない’と大声で言っていた」(笑)
しかしドラマは予想以上の成功を収め、07年に続編が、08年には映画まで制作された。4年間も類を演じた小栗は「演技をしながら‘こんな人間は世の中に存在しない’と思った」とし「しかし『花より男子』は自分に人気とチャンスを与えてくれた有難い作品」と語った。
◇「郭在容・朴賛郁監督と一緒にやりたい」=映画「クローズZERO」は、小栗が‘やさしい男性’のイメージから‘激しい問題児’になって注目を集めた作品だ。昨年、韓国でも上映され、大きな関心を集めた。
「多くの人が暴力的な役割に変身した自分に注目していたので必死に演技をした。幸い反応が良かったし、韓国ファンまで応援のメッセージを送ってくれて驚いた。ちょうど韓国で活動してみるかという話があったので勇気を出してみることにした」
小栗は6月初めから韓国側の代行社「ジェイボックス」のホームページ(www.jboxent.com)でファンクラブを募集した後、韓国を訪問し、ファンと直接会う時間を持つ予定だ。
韓国進出をきっかけに好きな韓国人監督の作品に出演したいという希望も明らかにした。「韓国映画が大好きだ。シェークスピア原作の悲劇『タイタス・アンドロニカス』という舞台に出演した当時、朴賛郁(パク・チャヌク)監督の‘復讐3部作’を参考に見たが、本当によかった。『猟奇的な彼女』の郭在容(クァク・ジェヨン)監督とも一緒にやってみたい」
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