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金大中(キム・デジュン)元大統領は28日、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領はもう少し耐えるべきだったという心情もあるが、彼が経験した恥辱と挫折、悲しみを考えれば、私でもそういう決断をするような気もする」とと述べた。李姫鎬(イ・ヒホ)夫人とともにソウル駅に設けられた焼香所を訪れた席での発言。
金元大統領は29日に行われる告別式で弔辞を読もうとしたが、政府の反対によりできなくなったという事実も記者らに明らかにした。韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相から弔辞を依頼され承諾したが、政府から「複数の前職大統領が参列するのに金元大統領だけ弔辞を読めば公平性に問題があり前例がない」との理由で反対したという。
◆サイトに文章掲載の孫鶴圭氏と鄭東泳氏=孫鶴圭(ソン・ハクキュ)元民主党代表は李明博(イ・ミョンバク)大統領に送った手紙形式の文章を青瓦台(チョンワデ、大統領府)ホームページに掲載した。孫元代表は、「李大統領に願う。故人の葬礼式を控えている。故人を送る国民の挫折と悲しみを尊重してほしい。葬礼式とその後に国民の激昂した憤怒が表出するかもしれない。どのような状況であれ国民を保護してほしい。法治を盾にせず政治がなにかを振り返ってほしい」と頼んだ。
盧武鉉政権当時に統一部長官などを務めた鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員は自身のホームページで、「安らかに休んでください」とタイトルで書き込み、「あの明るい笑いも、率直な姿勢も、もう二度と見ることはできないでしょう。生きているということだけで罪になり悲しい。この地の土と水になり、生前に願っていた夢がかなうのを見守ってほしい」との考えを示した。
【ニュース特集】盧武鉉前大統領逝去、韓国国民悲しむ
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