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【盧前大統領逝去】烽下村で出棺、ソウルの告別式場へ

盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の出棺が29日午前5時、慶尚南道金海(キョンサンナムド・キムヘ)烽下(ボンハ)村で、遺族と数万人の弔問客が見守る中で行われた。

出棺は、盧前大統領の遺影を先頭に陸海空軍儀仗隊運柩兵10人が棺を黒のキャディラックに移すことで始まった。権良淑(クォン・ヤンスク)夫人と兄の建平(コンピョン)氏、息子の建昊(コンホ)氏ら遺族が行列の後ろに続いた。棺は平凡な一般棺が使われ、太極旗で包まれて運ばれた。

故人の遺影が出棺式場に入って遣奠祭が始まった。遣奠祭とは、故人の好きな食べ物を供えて家族と最後のあいさつを交わす儀式。遣奠祭に続いて弔辞が朗読された後、盧前大統領の娘婿クァク・サンウィ氏が遺影を持って5時18分に私邸へ向かった。権良淑夫人は娘の静妍(ジョンヨン)氏に支えられながら遺影の後ろに続いた。


200メートルほど徒歩で移動した行列は国会で装飾された黒のキャディラックに向かい、ノサモ(盧武鉉を愛する集い)の事務室を経て5時58分、烽下村を出た。焼香所を囲んだ支持者らは黄色い紙飛行機をキャディラックに向けて飛ばし、「あなたのための行進曲」を合唱した。

ソウルまで約400キロの距離があるため、告別式が行われるソウル景福宮(キョンボククン)には午前11時前に到着する見込みだ。



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