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米国市場で韓日の小型車販売競争が激しくなりそうだ。
現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車が昨年末から小型車に力を入れ機先を制すると、日本のメーカーも競争力のある小型車を米国市場に相次いで投入しているためだ。世界の自動車メーカーは世界的な経済危機が回復した後も環境政策などと相まって大型車中心の米国市場で小型車需要が続くとみている。
日本の自動車メーカーが米国に輸出する小型車は排気量1300~1800ccクラスで、価格は1万2000~1万8000ドルだ。現代・起亜自動車の小型車「ベルナ」「プライド」「アバンテ」「ソウル」と競争することになる。今年第1四半期の米国での排気量2000cc以下の小型車販売は前年同期比3~5%増加した。同じ期間に米国の自動車市場は24%の減少を記録している。日本のメーカーは激しい自国市場での競争に生き残った燃費の良い小型車で米国市場に食い込もうという戦略だ。
マツダの場合、排気量1300~1500ccの「デミオ」の米国向けモデル「マツダ2」を来年初めに米国に輸出することにした。マツダはこれまで北米地域で中型車とスポーツ用多目的車(SUV)だけを販売していたが、リーズナブルな価格の小型車需要が増えていることから「マツダ2」の投入を決めた。米国で年間4万台以上販売できるとみている。この車は2008年の世界カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた5ドアモデルで、燃費は1リットル当たり17キロメートルと優れている。広い室内空間とかわいらしいデザインで日本と欧州で人気を集めている。
米国で「韓日小型車戦争」に火がつく(2)
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