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北の西海挑発脅威に軍が対応態勢強化

北朝鮮は27日、西海(ソヘ、黄海)5島周辺を航海する南側の艦艇と船の安全航海を保障できない、という内容の警告性の声明を発表した。 これを受け、軍当局は北方限界線(NLL)周辺の警戒態勢をさらに強化している。

北朝鮮軍板門店(パンムンジョム)代表部はこの日、「西海海上軍事分界線の西北側領海にある南側5島の法的地位とその周辺水域で行動する米海軍艦船、一般船の安全航海を保障できなくなるだろう」と主張した。 南側が大量破壊兵器拡散防止構想(PSI)に全面参加を宣言したことに対する強硬立場だ。

これを受け、軍はNLL海上に韓国型駆逐艦(3500トン級KDX-I)1隻を前進配置し、北朝鮮警備艇の奇襲挑発に対応している。


NLLの第一線警戒任務は海軍高速艇が担うものの、北朝鮮の挑発が予想されれば駆逐艦をNLLに接近させて高速艇を支援する一方、必要なら北朝鮮警備艇を撃沈させる計画だ。

空軍も北朝鮮戦闘機のNLL侵犯に対応して非常出撃態勢をとっている。 北朝鮮空軍の訓練回数は1月から現在まで前年に比べて6倍に増えている。 韓国軍が北朝鮮上空に設定した特別監視区域の南側を飛行する回数も例年より2-3倍多い。 このため韓国空軍の対応出撃も例年に比べ4倍ほど増え、NLL一帯の対応出撃のための編隊数も増やしている。

合同参謀の関係者は「作戦計画上、具体的に説明できないが、艦艇を含めて火力などさまざまな対応手段を持続的に補強している」とし「NLL地域で北朝鮮が敢行しうるさまざまな挑発をシナリオ別に把握し、対応策を備えている」と述べた。

軍関係者は「NLL一帯の漁獲量の増加で韓国漁船もNLLを越えて操業しようという雰囲気がある」とし「北朝鮮の艦艇は中国漁船を、韓国艦艇は南側の漁船をそれぞれ取り締まる過程で衝突が発生する可能性があり、対策を講じている」と話した。



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