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読売ジャイアンツの李承燁(イ・スンヨプ、33)が交流戦に強い理由は何か。
日本メディアは27日、交流戦通算本塁打1位(35本)の李承燁を分析した。 相手に関するデータよりも感覚で勝負する点に注目した。 「自信を取り戻した」という李承燁の言葉も伝えた。
▽動物的な目
スポーツ報知紙は「李承燁、3度目交流戦キング誓った!」と題した記事を載せた。 李承燁が慣れない投手に強い理由について、スポーツ報知は「相手投手に対する分析よりも感覚を重視するため」と分析した。
秘訣は「目」にある。 李承燁は相手投手の特徴をつかむのに優れている。 情報化された相手のクセはもちろん、瞬間的に露出する動きをとらえる能力も卓越している。 李承燁を指導した金星根(キム・ソングン)SK監督は「李承燁の才能は大抵の日本人打者よりも高いレベル」と評価したことがある。
相手を徹底して解剖する日本の顕微鏡野球は分析で始まって分析で終わる。 相手の強・弱点が数値化される。 また投手のグローブの位置、打者のグリップに基づく策略をデータベース化したりもする。
李承燁の動物的な目は、ポストシーズン、オリンピック(五輪)、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)などの短期戦で勝負強さを発揮する要因となってきた。
▽自信取り戻す
昨年、李承燁は交流戦期間2軍にいた。 左手親指の痛みが深刻だった08年には交流戦で不振がさらに深まり、打順も落ちた。 痛みの激しさから打撃フォームが崩れれば、目に見える弱点も攻略できない。
今シーズン、4月は先発から外れることも多かったが、5月に入ると本来の調子を取り戻し、この20日間で本塁打7本を放っている。 交流戦で自分の長所を最大限に生かすコンディションを作ったのだ。 李承燁は「自信を持って打席に入っていっている。 それが今までとは違う」と強調した。
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