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2011年、南山(ナムサン)に新しい交通機関が誕生する。
ソウル市は「地下鉄4号線明洞(ミョンドン)駅と忠武路(チュンムロ)駅間の現交通放送社屋から南山頂上まで960メートル区間にゴンドラリフトを設置する」と26日、発表した。「南山エアカー」で名付けられたリフトは、ケーブルカーの一種で、ケーブルカー2台が行き交うのとは違い、数台が列をなして移動するのが特徴。国内には統営弥勒山とスキー場に設置されている。
南山に新しい交通導入が論議されたのは昨年3月。ソウル市が南山を文化・芸術の中心地に変化させるという「南山ルネサンス」事業を発表した。市民たちの便宜と環境に与える影響などを検討した結果、リフト方式が決まった。軌道設置のために多くの柱を立てなければならないモノレール、山裾に鉄道軌道を設置しなければならない山岳列車と違い、ゴンドラリフトは乗り場と2つの柱だけ設置すればよいことから環境を破壊することも少なくてすむという点で決定となった。
6人乗りリフト27台で構成されるエアカーは1時間に1350人が利用できる。現在の48人乗りケーブルカーは1時間当たり搭乗人員が570人だ。設置費用は250億ウォンで、ソウル市は民間資金を誘致してリフトを設置することにした。
キム・ヨンゴルソウル市均衡発展本部長は「南山エアカーは週末の行楽客や恋人たちが楽しめる新名所になる」と話している。
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