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パク・チャヌク監督の映画「サースト」(英語題、原題「コウモリ」)が25日未明(日本時間)、第62回カンヌ国際映画祭の授賞式で、審査員賞(Jury Prize)を受賞した。
審査員賞はカンヌ国際映画祭のコンペティション部門の賞のひとつ。パルム・ドール、審査委員大賞に続き、作品賞の中では3番目に該当する。これで、パク・チャヌク監督は04年の審査委員大賞(「オールド・ボーイ」)に続き、2回目にカンヌで賞を受賞する栄誉に輝いた。
パク・チャヌク監督は「これに先立ち、2編が興行に失敗した後、長い間映画を作れずにいたが、3回目の映画以降、これまで映画を作ること自体だけでも十分幸せだった」とし「一番親しい友達で最高の同僚、俳優ソン・ガンホさんとこの光栄を分けあいたい」と所感を語った。
「サースト」は、「フィッシュ・タンク」(英国のアンドレア・アーノルド監督)と共同で審査賞を受賞した。
外信は「サースト」の受賞とともに「ハリウッドでリメークされる可能性」を先を争って報じた。映画専門誌バラエティーは「『サースト』がカンヌで受賞する前から、リメークの可能性が話題の焦点となっていた」とし「ハリウッドでは『トワイライト~初恋~』の成功で、ヴァンパイアを素材にした映画が人気を博しているが、『サースト』がそうした関心を受ける作品になった」と説明した。
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