大田地方警察庁は ２０日「先週末、大田で開かれた民主労総全国労働者大会で、竹槍で警察官を突くなど暴力デモをした疑いでユン某容疑者（４７）ら２０人を逮捕した」と発表した。警察は裁判所で令状が棄却された１２人は在宅起訴した。単一デモで２０人が逮捕されたのは現政府が始まって最大の規模だ。これらに対する令状実質審査を担当した大田地方裁判所シム・ギュホン部長判事は「旗をはずした竿の部分を持って暴力デモに加わったことが立証されたうえ、犯行の危険性が非常に大きく被害が重大だ」と令状発行理由を説明した。

警察は２０日午前６時から貨物連帯ソウル本部と大田・光州支部事務室を家宅捜索した。大田警察庁コ・ハッコン捜査課長は「暴力デモと関連して集会準備過程と主導人物、竹槍を事前に準備することになった経緯を調査するために家宅捜索した」と明らかにした。警察は押収物を分析した結果、デモ過程で竹槍を振り回すなどの不法行為が確認された貨物連帯組合員に対しては逮捕状を請求する方針だ。


警察は暴力デモを主導した疑いでイム・ソンギ委員長ら民主労総幹部６人に２回目の出席要求書を送った。警察はこれらが３回以上召喚に応じなければ逮捕令状を発行する案を検討中だ。

民主労総大田支部は「憲法で保障された集会デモの自由を踏みにじる警察を糾弾するために２３日、全国１６の市・道で集会を開くなど闘争する」と話している。