最近、Ａ型肝炎が１０年ぶりにまた流行し、電撃性Ａ型肝炎患者に悪化する事例が大きく増えている。

今年に入って５人が死亡した電撃性Ａ型肝炎とは、肝細胞が急速に破壊されて腎不全と脳腫瘍ができ、肝移植を受けなければ半分が死亡する疾病だ。Ａ型肝炎にかかったら子供は風邪のような症状で終わる。大人は高熱と黄疸症状が現われるが、十分に休息を取れば治る。

今年に入ってソウル大学病院とセブランス病院、三星ソウル病院、ソウル峨山病院で２０人の患者が発生した。このうち５人は手術前、状態が急激に悪化して死亡し、１１人は肝移植手術を受けた。２人は手術待機中であり２人は移植を受けずに治って退院した。２００７年には４つの病院で電撃性Ａ型肝炎患者が１人もなく、昨年１年間に１３人が発見された。


ソウル大病院に入院した３０歳の男性患者の場合、普段元気だったがＡ型肝炎の症状を見せて１４日、入院した。大部分は特別な問題なく退院するが、この患者のように一部は電撃性に進行する。ソウル大学病院では「Ａ型肝炎患者のうち約０．１％が電撃性Ａ型肝炎になる」とし「どんな人がどんな理由で電撃性Ａ型肝炎に発展するのか、まだ究明されていない」と話している。