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【社説】韓国プロ野球の薬物疑惑を晴らすべき

 元プロ野球の馬海泳(マ・ヘヨン)テレビ解説委員が回顧録で、過去に一部の国内野球選手が禁止薬物を服用していたと主張し、波紋が広がっている。現役時代に、禁止されたステロイドを常習的に服用する選手を目撃したということだ。その間のうわさが元韓国代表選手の証言で表面化したのだから衝撃でないはずがない。

馬委員は「過去のことであり、今の現役選手の中には禁止薬物を使用している選手はない」と収拾に乗り出したが、そのまま通過するわけにもいかない。馬委員の話が伝えられた後、「疑われる選手が数人いる」「今でも一部の球団の外国人選手が薬物を使用しているという話がある」という監督の証言が出てきているからだ。この際、薬物問題をはっきりとさせる必要がある。プロ野球が健全に発展するには、これ以上薬物疑惑を放置してはならないからだ。

何よりも07年から実施しているドーピングテストを強化する必要がある。球団別に1回当たり5人ずつ無作為に選んで実施する現在の標本検査方法では抜け道がある。外国人選手を含む登録選手全員を対象に検査する方法を積極的に検討しなければならない。年間2回にすぎないドーピングテストの回数も増やし、アマチュア種目のように抜き打ち検査を導入する必要がある。検査方法も尿検査から血液検査に変え、正確度を高めなければならない。


韓国野球委員会(KBO)が健全な野球界のために賢明に対処することを期待する。基本的には選手一人一人の心がけが重要だ。成績・年俸アップの重圧感に苦しむ選手たちにとって薬物の誘惑はいつも近くにある。流した汗ではなく薬物に依存すれば、一瞬にしてすべてを失うという警戒心を常に心に刻んでいなければならない。薬物の誘惑に揺れる選手なら野球界から離れるべきだ。



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