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「国民の母」といわれるベテラン女優キム・ヘジャが、ポン・ジュノ監督の作品に出演したことについて大きな満足感を示した。
キム・ヘジャは20日、ソウル竜山区(ヨンサング)のシネコン・竜山CGVで開かれた「母なる証明」(原題:MOTHER)の記者試写会後のインタビューで「今回の作品では、隅々に隠し絵がたくさんあるという感じを受けた。何となくギリシャ神話の悲劇に似ている感じだった」とし「ポン監督が私の死んでいた細胞をノックし、起こしてくれたようだ」と語った。
キム・ヘジャは同作品で、殺人事件の犯人として追いつめられた息子のために奔走する母親の姿を全力を尽くして演じた。ポン監督が企画の意図として話したように「果たして母親が息子のために、どこまでいけるか」を演じるため、全力投球した。
キム・ヘジャは「母の本質は同じだ。ただ、状況がこうしたものを作るようだ」とし「幸いカンヌでも多くの方々から良い評価をいただき、幸せだった。すべての人々に、すべてのものに感謝する」とコメントした。
これに対しポン・ジュノ監督はキム・ヘジャを「神が降りてきた」と表現し、高く評価した。ポン監督は「私も母を持つ息子として、母性についてたくさん考えてみた。キム・ヘジャさんの姿から助けられた点も多い」とし「キムさんを評価するなんて恐縮だが、すでに神の境地に至った方がもうひとつグレードアップした何かに挑むということが、どれだけ苦しいことなのかがわかった気がした」と説明した。
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