◆ユーロＮＣＡＰ＝米国の安全基準と異なる。正面・側面の代わりに大人・子ども・歩行者に区分された安全性を評価する。人間中心的な基準で自動車が自分の家族と歩行者にどれだけ安全かを実質的に示す。今年からは各項目を百分率で評価し、別途の総点を星５つを満点として示す。過去には大人と子どもは星５つ、歩行者は星４つが満点だった。

ほとんどの自動車メーカーは独自の衝突テストを実施しているが、結果は公開していない。したがって客観性が確保された公認機関で行う評価に消費者の関心が集まっている。中央日報と自動車専門誌のストラーダが国内で市販されている輸入車の衝突テストの結果を公開する背景だ。車種によるセグメント分類はＥＵの基準に従った。

アウディとホンダは全モデルが優秀な成績を上げた。プジョーはユーロＮＣＡＰで「２０７」と「３０８」が全部門で好成績を出した。これに対しクライスラーは「ＰＴクルーザー」がＩＩＨＳで側面・後方安全性が基準未達となり、「３００Ｃ」も良くないと評価された。


ダッジとジープの主要モデルもやはりＩＩＨＳで悪い成績だった。ＩＩＨＳの側面安全性はフォルクスワーゲン「ニュー・ビートル」、後方安全性はキャデラック「ＳＴＳ」「ＳＴＸ」、フォード「マスタング・コンバーチブル」、インフィニティ「Ｍ３５」、レクサス「ＲＸ」が基準未達となった。

ほとんどの輸入車がＩＩＨＳとユーロＮＣＡＰに比べ時速８キロメートル低い時速５６キロメートル（正面）で行われるＮＨＴＳＡの評価で優れた成績を出したが、ＢＭＷ「５シリーズ」、フォード「エスケープ」、ホンダ「アコード」、フォルクスワーゲン「ニュー・ビートル」が部分的に悪い点数を出した。またユーロＮＣＡＰだけの特長の歩行者安全性では相対的に車体が大きいＳＵＶ全車種が最低点を記録した。



欧米の衝突テスト結果、アウディ・ホンダが最高（１）