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【新型インフル】世界の感染者1万人に迫る…WHO公式集計

世界の新型インフルエンザ患者が1万人に迫っている。世界保健機関(WHO)は19日午前(現地時間)現在40カ国の9830人が新型インフルエンザに感染したと公式集計した。前日に比べ1000人以上増えている。

落ち着き始めていたメキシコでも患者数が549人も急増した。米国でも409人増え、米国の感染者は5000人を超えた。世界の死者数は79人となった。

マーガレット・チャンWHO事務局長は18日の年次総会で「私たちは市民に警告しなければならないが、それと同時にできるだけ市民を安心させなければならない」とし、直ちに伝染病警報をフェーズ6の「大流行」に引き上げる計画がないことを再確認した。


英国・日本・中国などの代表も「大流行」宣言が混乱と経済破綻を招く可能性があるとし、WHOが警戒レベルの引き上げに慎重な姿勢を見せるべきだと主張した。

またWHOは、新型インフルエンザのワクチン製造が当初の予想より数カ月遅れると予想した。ワクチン製造会社は7月中旬以前にはワクチン生産に入ることができないということだ。



【ニュース特集】メキシコ発「新型インフルエンザ」全世界が非常事態

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