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「違法コピーを減らすことがIT産業育成策」



「韓国がソフトウエア(SW)違法コピーを減らせばそれだけ雇用が生じる」。ジェフリー・ハーディー事務用ソフトウェア連合(BSA)副会長の言葉だ。

ハーディー氏は12日、シンガポールで開かれた「2009世界ソフトウェア違法コピー現況報告書アジア太平洋地域発表会」に出席し、記者らに対してこのように述べた。 ハーディー氏は韓国で違法コピー率を10%ポイント低めれば、7億3600万ドルの追加税収、13億ドルの国内総生産(GDP)増大効果があるという推定値も提示した。 ハーディー氏が強調した要旨は「違法コピー率を低めることこそが最も効果的な情報技術(IT)産業育成策」ということだった。


この日BSAが発表した報告書を見ると、韓国の昨年ソフトウェア違法コピー率は43%で、07と同じだった。 アジアの平均値(61%)に比べると低いが、世界平均(41%)よりは高い。 特に違法コピー率が最も低い米国(20%)に比べ2倍以上高かった。

違法コピーによる被害額は前年をはるかに上回った。 6億2200万ドルと13%増えた。 これに関しハーディー氏は「ウォン安になったうえ、ソフトウェアの違法コピーが増えたため」と分析した。

ハーディー氏は韓国の違法コピー率がずっと低下すると予想している。 ハーディー氏は「低価格のネットブックとミニノートブックが大衆化し、違法コピー物を使用する可能性が大きい組立PCの購入が減るため」と説明した。

ハーディー氏は「世界主要国のIT競争力指数を測定した結果、韓国は昨年8位だった。 前年度の3位から5つも順位が落ちた」と指摘し、「違法コピーに対応する法律的環境づくりの努力が十分でないため」と説明した。

実際、韓国は66の調査対象国のうち研究開発(R&D)環境は2位、人的資源環境は5位に上がったが、法律的環境面では21位にとどまった。 ハーディー氏は「韓国の違法コピー防止努力は産業的な側面に偏る傾向がある。 一般個人使用者に対する指導と制裁が必要だ」と述べた。



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