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16日午後6時、大田市法洞(テジョンシ・ボプドン)東部警察署前の道路。貨物連帯の集会を終えた全国民主労働組合総連盟(民主労総)組合員7000人余りとポリスラインを張った警察約5000人が対立していた。
警察兵力の大部分はソウル警察庁機動本部所属の戦闘・機動警察だった。第一線には15個中隊隊員の約90人が配置された。
故パク・ジョンテ元貨物連帯光州(クァンジュ)支会長の遺影を前面に出した100人が横に退くと、黒い旗を付けた数百本の竹が前面に出てきた。デモ隊はすぐに竹から弔旗を外し始めた。デモ隊は竹を地面にたたきつけると先が割れ、尖った武器に変わった。デモ隊はこうしてできた‘竹槍’を警察の頭に振り下ろした。
警察は盾で防いだが、竹槍に押され、露出した下半身に竹槍が入ってきた。盾を持っていたノ・ジファン上警(21)は太もも手首にけがを負った。ノ上警は「保護具を身につけていたが、素肌に石がぶつかったように痛かった」と語った。
暴力デモが始まってから数分後、ノ上警の隣にいたカン・ホギョン一警(21)が盾で下半身を防ぐと、顔に竹槍が飛んできた。竹槍の先はヘルメット顔面保護網の間に刺さった。カン一警の目から血が流れた。カン・イルギョンは角膜を損傷し、病院で応急治療を受けた後、入院している。
デモを主導した民主労総はこの日、記者会見を行い、「平和的な意図で始まったデモが暴力事態に変質したのは警察が一方的に鎮圧したため」とし「竹は弔旗のためのもので、警察が高圧水などで強硬鎮圧に乗り出したため、デモ隊が偶発的に使った」と主張した。
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