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【新型インフル】また対応が遅れた中国

中国政府は中国大陸に新型インフルエンザが拡散するのを防ぐため、早くから対応に乗り出していた。03年に新型肺炎(SARS)発病を隠したという汚名をそそぐためだった。

しかし今回も一歩遅れた。2人の新型インフルエンザ患者が発生したが、この2人と一緒に飛行機・列車に乗った人の相当数を確認できなくなったからだ。

慌てた中国当局は24時間応急コールセンターを稼働、さらに市民に文字メッセージを送って‘申告’を呼びかけている。


北京市病気予防・統制本部は11日、チャイナテレコムなど移動通信加入客を相手に数百万件の文字メッセージを発送した。「8日に東京発・北京行きノースウエスト航空(NW029便)、9日の北京発成都行き四川航空(3U8882便)に搭乗した乗客は統制本部に連絡してほしい」という内容だった。

しかし2人目の患者の場合、飛行機ではなく列車を利用したうえ、3日間北京に滞在しながら王府井、歓楽谷遊園地、八達嶺長城など大勢の人々が集まる有名観光地を歩き回ったことが明らかになった。

駐中韓国大使館も13日、ホームページに「カナダ発AC209(座席32-38列)、11日午後7時25分北京発・済南行きの列車(D41列車第7号部屋)に乗った海外同胞や旅行者は居住地の地方病気統制センターに申告し、検診を受けなければならない」という内容の公示文を載せた。



【ニュース特集】メキシコ発「新型インフルエンザ」全世界が非常事態

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