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日本の韓流輸入会社、「花より男子」で新韓流に期待



「日本で人気のドラマを韓国でリメイクしたというので早くから関心を持っていました。キャスティングされたF4の俳優を見て、『これはいける』と確信してすぐに輸入を決めました」

東京・六本木にある韓流コンテンツ輸入・配給会社のSPO。オフィスを飾る韓国版「花より男子」のポスターをはじめ、あちこちに「宮」「大王世宗」など韓国ドラマのパンフレットなどが並ぶ。8日にここで会ったコンテンツ事業マーケティング担当の桜井由紀さんは、「『花より男子』は『宮』と『朱蒙』で熱くなった新韓流に火を付けるキラーコンテンツ」と期待を示した。


◆原作と比べる楽しさ=SPOとCJメディアジャパンなど4社が共同で輸入した「花より男子」は現在、有料ケーブルチャンネルのMnetジャパンで週1回放映されている。7月の放映を目標に地上波のTBSとの交渉も最終段階だが、これに合わせDVDも発売する予定だ。「日本の『花より男子』は漫画・ドラマ・映画のすべてがヒットし多くのファン層を確保しました。彼らはイケメン俳優の比較はもちろん、韓国化された設定とストーリー展開に関心が高いと言います。台湾版は10万セットほど売れましたが、韓国版のほうがもっとヒットすると確信しています。個人的には漫画のコミカルなイメージそのままのク・ジュンピョ(イ・ミンホ)にひかれます」。こう語る桜井さんはまた、「日本の原作を加工したコンテンツを逆輸入すれば認知度は高く固定層の確保は容易。内容をすべて知っていても何度も見直す日本の視聴者の特性から、韓国ドラマが狙えるだけのモデルでもある」と話す。

◆若い層が流入の新韓流に期待=ドラマ「宮」「ファンタスティック・カップル」と映画「公共の敵」「恋の罠-淫乱書生-」などを輸入し放映・上映したりDVDを発売したSPOの主力分野は映画だ。2005年から毎年「韓国映画フェスティバル」を主宰し、最新韓国映画を集中的に紹介してきた。「冬のソナタ」による韓流ブームが起きていた初年度は15万人が観覧し3億円以上の収益を上げた。その後熱気は冷めたとは言え毎回1億円以上の収益をもたらすSPO固有のビジネスモデルだ。桜井さんは「ヨン様以降停滞していた韓流は『チャングムの誓い』『朱蒙』のヒットで男性視聴者を引きつけたことでまた活気を帯びている。『花より男子』のようなコンテンツが若いファン層を流入させ新韓流を牽引していくだろう」と話している。



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