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中国船の違法操業のため延坪島カニの漁獲量が急減



仁川(インチョン)延坪(ヨンピョン)カニの漁獲量が大きく減っている。 昨年の延坪カニの漁獲量は03年以降最高となる1775トンを記録し、今年も豊漁が続くと期待されていた。

8日の甕津郡(オンジングン)によると、4月の1カ月間、延坪カニの漁獲量は2万6241キロにとどまった。 前年同月(4万4259キロ)比で41%も減った。 これを受け、漁獲高も5億1000万ウォンと、前年同月(8億3000万ウォン)に比べ39%減少した。


国内最大のワタリガニ産地である延坪島の漁獲量減少で、昨年の春1キロ当たり2万ウォン程度だったワタリガニの価格も今年は2万5000ウォンに上がっている。

漁民は中国漁船の違法操業を最も大きな原因に挙げている。 カニ漁船ヨンボン号(9.8トン)のキム・ジェシクさん(48)は「中国漁船500隻余りが延坪の漁場に集まっている。網を引く方法で中国漁船が一度通過すれば漁ができなくなる」と述べた。 キムさんは「延坪カニの季節は5-6月。昨年のこの時期は網に400キロ程度がかかっていたが、最近は20-30キロにすぎない」と話した。

今年は延坪島の春のカニ漁は北朝鮮ミサイル危機で例年より4-5日遅く始まった。 さらに先月の天候がよくなく操業日数が減ったことも原因と分析されている。 西海水産研究所のソン・ミョンホ研究員は「ワタリガニは冬の間、深い海の砂の中で冬眠し、水温が上がると沿岸に出て産卵活動をする」とし「これから漁獲量が増えれば昨年並みに回復するだろう」と語った。



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