先月、経常収支が６６億５０００万ドルの黒字を出した。月別基準で史上最大規模だ。２９日、韓国銀行によると、経常収支は１月１６億４０００万ドルの赤字を出してから２カ月連続黒字を記録した。これによって今年１～３月の黒字規模は８５億８０００万ドルに達する。韓銀は今年の経常収支黒字規模を１８０億ドル前後と見ている。

黒字が大きく増えたが輸出より輸入の方が大幅に減少して生じた“縮小型黒字”だ。先月の商品輸出は前年同月より１７．８％減少したが、商品輸入は１年前より３５．８％減っている。韓銀国際収支チーム、イ・サンヒョン次長は「海外需要が減って輸出が落ち込むと、原資材輸入が前年同月より４０％減少した。海外消費財もウォン価値下落で国内価格が上がると輸入が減っている」と話した。


項目別では商品収支が６９億８０００万ドル、移転収支（送金）は５億３０００万ドルの黒字を出した。一方、旅行・運輸サービスなどの収入・支出を総合したサービス収支は６億５０００万ドルの赤字となった。また外国人株主たちに１２月決算法人が配当金を支給し、所得収支も２億２０００万ドルの赤字を記録した。経常収支は商品・サービス・所得・移転収支で構成される。