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豚インフルエンザが国内にはどのような影響を及ぼすか、三星ソウル病院パク・スンチョル教授(健康医学科)に聞いてみた。パク教授は2003年、重度急性呼吸器症侯群(急性肺炎、SARS)流行時から疾病管理本部のインフルエンザ諮問委員会委員長を担うこの分野の最高権威者だ。人獣共通伝染病学会長を務めている。次は朴教授との一問一答。
--全世界的に流行るのだろうか。
「可能性はある。大流行の3種類の要件をすべて揃えている。第一、新種である。第二、(動物から人)種の間の壁を越えた。第三、人に伝染が可能だ。ただ毒性は確認されていない。どのくらい致命的かはまだ言えない」
--国内に入って来るだろうか。
「当然入って来る。すでに入って来ているかもしれない。過去には流行が始まった後、全世界に広がるまで4カ月がかかった。今は1日生活圏ではないか。13日、メキシコで初の死亡者が発生したら韓国にはすでに入って来ていると思っていい。空港に熱感知器を稼働させるなど防疫を強化するというが笑わせる話だ。急性肺炎や鳥インフルエンザ(AI)なら通じた方法だ。豚インフルエンザは急性肺炎、鳥インフルとは違い、潜伏期にも伝染する。国内に入ってくるという前提の下で、徹底的に対応しなければならない」
--対応策は何か。
「防疫より監視・監督・治療が重要だ。早く見つけ出して監視体系を稼働しなければならない。幸いに国内は監視体系がよくできている。治療剤タミフルも十分だ。この薬はこれ以上備蓄する必要はない」
「豚インフル」国内にも…初期管理厳重にして拡散防げ(2)
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