中央部処Ａ副理事官はゴルフが好きだ。シングルに迫る腕前も誇る。現政府が始まって暗黙的にゴルフ禁止令が下ったが、グリーンを忘れることができなかった。「撮られる覚悟」をして週末通った。そんなＡ副理事官さえ最近ゴルフ場に通うのをやめた。内部監察があまりに厳しくなったからだ。最近の官庁の様子を示す事例だ。「青瓦台行政官性売買」の余波で先月３０日、青瓦台監査チームが「１００日特別監察」を宣言したのが始まりだった。その後、監察のひどい寒風は全公職社会に迫った。

◆「ゴルフ不文律」と構内食堂＝最近、高位公務員たちの間には「密ゴルフ不文律」という言葉ができた。ゴルフの約束を破ることができなくて仕方なく出なければならない場合の対処要領だ。▽マイカーでは行かない▽「出会いの広場」など危険な場所で仲間と会わない▽ゴルフクラブは仲間の車に置き、服だけ持ち歩く▽競技中、相互呼称は「社長」で統一する－　－などだ。


しかしこんな不文律によって肝だめしできる公務員は珍しい。大部分ゴルフどころか食事の約束もはばかるほど小さくなっている。ソウル市の一部機関がある忠正路庁舍の構内食堂では普段５分かかった列が１０分に増えた。ある初級公務員は「普段、夕方には見にくかった課や局長級幹部たちの顔もよく見られる」と伝えた。

部署全体の会食もほとんどしない。一部機関では毎週初め「最近、監察が進行中だという話があるからことさら気を付けろ」という指針が下り、緊張している。こうした雰囲気に世宗路政府中央庁舍隣近の韓定食店はとばっちりを食っている。比較的高価であるＳ、Ｊなど有名韓定食店４カ所を中心に出入自粛命令が出回っているからだ。普段、高位公職者たちがよく訪れる所だ。代わりに部署の会食があったり、仕事上避けられない約束だったりするときは、隣近のサムギョプサル（豚肉のあばら部位を焼いたもの）の店を訪れる。



青瓦台、強力な内部監察１００日…このごろ官庁では（２）