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19日午後、チェコの首都プラハの中央駅。ドイツ・オーストリアと結ぶ交通の心臓部だ。
駅を出ると駅舎の壁に設置された縦横20メートルを超える2つの大型看板が目に引く。一つには「メード・イン・チェコ」と大きく書かれている。その隣には同じ大きさで現代(ヒョンデ)車チェコ工場で生産される「i30」広告がある。この広告は現代車チェコ法人の現地採用者のアイデアで制作されたもので、現地消費者に好評だ。
駅で会ったコフリバさん(29)は「現代車は日本メーカーだと思っていたが、広告を見て韓国車だと知った」とし「技術力の高いチェコ人の手で作られるというので、今後は新車購買候補としてi30を考えたい」と話した。
現代車がチェコ自動車市場で「メード・イン・チェコ」を前面に出して躍進している。今年1-3月期、3685台を販売し、前年比で35%伸びた。チェコ自動車市場が今年10%以上減少していることを考えれば良い実績だ。
チェコ自動車市場は年間14万台程度。昨年、現代車がシェア5%を記録した。今年は「i30」を主軸に7%以上を目標にしている。チェコは自国ブランドのシュコーダのほか、プジョー・トヨタがまず現地工場を設立して市場シェアを確保している。
ベ・ジョングク・チェコ法人長(48)は「チェコ市場は自国企業であったシュコーダがまだ半分以上をシェアを占めるが、‘メード・イン・チェコ・を前面に出して2-3年以内にシェア10%を超えるのが目標」と述べた。
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