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G7財務相「下半期には景気回復始まるだろう」?(1)

「経済が安定する兆しが見える」(先進7カ国財務相・中央銀行総裁団)

「時期尚早な楽観なだけだ」(米ニューヨーク大ヌリエル・ルビニ教授)

世界経済がいつ回復するのかをめぐり意見が入り乱れている。先進7カ国(G7)財務相ら主要国の経済官僚らは景気低迷の速度が確実に遅くなっているとし、下半期からは回復傾向に転じるという見通しを相次いで出している。ニューヨーク証券市場の株価が上がり、中国の内需が回復しているためだ。しかしルビニ教授は、「早くても来年中盤から回復が始まるだろう」と対抗している。


国際通貨基金(IMF)・世界銀行総会出席のためワシントンで集まったG7財務相と中央銀行総裁らは25日に発表した声明で、「G7の景気低迷の速度が遅くなり、安定してるというシグナルもある。下半期には景気が回復し始めるだろう」と明らかにした。ガイトナー米財務長官も24日付のフィナンシャルタイムズへの寄稿で、「この数週間に世界の景気低迷がやわらいでいるという鼓舞的な兆しが相次いだ。景気回復の土台を固めるために各国政府が力を合わせるという約束をかならず守っていかねばならない」と強調した。

しかし代表的な悲観論者のルビニ教授は、ニューズウィーク最新号とのインタビューで、景気回復が近づいたという楽観論に正面から反論した。米国経済は今年いっぱいは前四半期比でマイナス成長を続け、来年も0.5%の成長にとどまると予測した。また景気の底入れは来年中盤に訪れるとの見通しを示した。



G7財務相「下半期には景気回復始まるだろう」?(2)

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