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「使用済み燃料棒再処理を開始」…北、露骨に「核兵器化」脅迫(1)

北朝鮮の外務省報道官は25日、国営の朝鮮中央通信(KCNA)を通じ「寧辺(ニョンビョン)の核施設で使用済み燃料棒の再処理作業を開始した」と明らかにした。

核兵器の原料となるプルトニウムを追加で生産するというのも同然の宣言だ。北朝鮮が韓半島非核化の原則に合意、署名した共同文書(05年9月19日の6カ国協議)を投げ捨てる約束違反であると同時に、長距離弾道ミサイルの発射で醸成された危機のレベルをさらに高める脅威と考えられる。ついでに2回目の核実験に踏み切る可能性まで予想される状況だ。

北朝鮮の再処理開始は予定されていたものだった。今月14日に外務省の談話を通じ「6カ国協議の離脱」を宣言し、「いかなる合意にも拘束されず、核施設を再稼働し、使用済み燃料棒を再処理する」と明言したからだ。北朝鮮はそれ以降、以前の合意(核施設の無能力化)を白紙に戻す→核無能力化作業に関与する米技術者と国際原子力機関(IAEA)の監視要員に退去を命じる→再処理施設を稼働する--などの手続きを踏んでいる。


予告されてはいたものの、実際の行動に移り、再処理に乗り出したのは深刻な意味を持つ。北朝鮮のプルトニウム保有量が増えるほど核爆弾を追加で製造する可能性が高まる。外務省報道官は「“核抑制力”を百方に強化していく道へ進む」と明言し、再処理が兵器化につながることを明らかにした。

匿名を求めた韓国政府当局者は「昨年にも再処理を開始する振りをした後、やめたことがあるが、早期のテロ支援国解除を求める性格が強かった」とした後「しかし、今回は本気で行動に移しているようだ」という見方を表した。



「使用済み燃料棒再処理を開始」…北、露骨に「核兵器化」脅迫(2)

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