米国の豚インフルエンザ感染者が２０人に増えたと、米連邦保健関係者が２６日（現地時間）明らかにした。

ベッサー米疾病対策センター（ＣＤＣ）所長権限代行は「ニューヨーク市で８人、カリフォルニア州で７人、テキサス州で２人、カンザス州で２人、オハイオ州で１人の計２０人が豚インフルエンザに感染したことが確認された」と明らかにし、「今後、感染者数はさらに増えると予想される」と述べた。

ブレナン大統領補佐官（国土安全保障担当）は「オバマ大統領は豚インフルエンザの拡散に注視している。関係当局に対し、積極的かつ攻撃的、有機的に対応するよう指示した」と明らかにした。


ナポリターノ米国土安全保障長官はこの日、豚インフルエンザの拡散に対応して「非常事態宣言」を発令し、豚インフルエンザの発生が確認された地域から米国に入国する訪問客に対して徹底した検疫を実施することにした、と明らかにした。

一方、世界保健機関（ＷＨＯ）はこの日、「メキシコで数十人の死亡者を出した豚インフルエンザウイルスがさらに危険な変種に発展する可能性がある」と警告した。