われわれはこれまで韓米両国でFTA批准手続きを速やかに終えることを一貫して主張してきた。ただ今年に入り米国の政権交代と政治構図の変化で再交渉の可能性が提起されたことから、韓国側も時間的な余裕を持って慎重に対応する必要があるという点を認める。しかしいまや韓国国会が批准同意手続きを再稼働しただけに、再交渉を念頭に置いた留保的な姿勢よりは、強力な推進意思を示す必要がある。今後国会本会議での批准同意案処理を前倒しして米国側にもFTA批准を積極的に要求すべきということだ。
ちょうど韓米FTAに対する米国側のムードも肯定的な方向に変わっている。オバマ米大統領が今月初めにG20首脳会議で韓米FTAの進展に強い意志を表明したのに続き、米通商代表部(USTR)も「再交渉せず処理されることを望む」との立場を明らかにした。米上院財務委員会のボーカス委員長とグラスリー議員が20日にオバマ大統領に送った書簡で韓米同盟強化の次元から韓米FTAの速やかな推進を促したことも少なからぬ変化だ。もちろん自動車と牛肉の問題を補完すべきという米議会の主張は依然としてあるが、これは再交渉でなくてもいくらでも技術的に扱える事案だ。
ちょうど韓米FTAに対する米国側のムードも肯定的な方向に変わっている。オバマ米大統領が今月初めにG20首脳会議で韓米FTAの進展に強い意志を表明したのに続き、米通商代表部(USTR)も「再交渉せず処理されることを望む」との立場を明らかにした。米上院財務委員会のボーカス委員長とグラスリー議員が20日にオバマ大統領に送った書簡で韓米同盟強化の次元から韓米FTAの速やかな推進を促したことも少なからぬ変化だ。もちろん自動車と牛肉の問題を補完すべきという米議会の主張は依然としてあるが、これは再交渉でなくてもいくらでも技術的に扱える事案だ。
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