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タイの麻薬「ヤバ」の密輸が急増



国内に滞在する外国人麻薬犯罪者が急増している。警察が検挙した外国人麻薬犯罪者は2007年の298人から昨年は928人と3倍以上増えた。このうちタイ人が711人で圧倒的に多かった。安山(アンサン)・仁川(インチョン)・全羅南道(チョンラナムド)などの工業団地で働く労働者が外国人麻薬犯罪者のほとんどを占めている。警察庁は22日、「雇用許可制により入国したタイ人労働者と不法滞在者の一部が、ヤバと呼ばれる麻薬を密輸し流通させている」と明らかにした。

雇用許可制によりタイ人が国内の工業団地に多く流入し、ヤバも一緒に持ち込まれてきた。不法滞在者はさらに大きな問題だ。昨年末基準でタイ人滞在者4万5198人のうち31.7%に当たる1万4346人が不法滞在者だった。国内に住む外国人のうち不法滞在者の割合が最も高かった。彼らの一部が入国時にヤバを持ち込んだり、国際宅配を通じて持ち込んだりしている。昨年11月に釜山(プサン)警察庁がタイ人211人を一斉に検挙した。今月だけで京畿道(キョンギド)安山壇園(タンウォン)警察署が40人、京畿警察庁が39人を検挙している。警察関係者は、「タイで服用していた彼らが国内でもヤバを求めているようだ」と話す。


警察は検挙されたタイ人のうち不法滞在者は追放し、産業研修生は国内法により処罰している。昨年には安山工業団地に位置する壇園警察署に麻薬専従チームを新設するなど大々的な取り締まりに乗り出している。しかし取り締まりだけではヤバを防げないというのが警察の判断だ。国内の他の外国人らに急速に広まる可能性があることも懸念される。警察と労働部は昨年11月に「麻薬中毒者産業研修遮断」に向けた関係機関会議を開いた韓国政府は昨年末にタイ政府に「産業研修に送る前に麻薬検査をし、事前教育をしてほしい」と書面による要求書を送っている。



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