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LGもLEDテレビの新製品…三星と真っ向勝負

LG電子が独自技術力を結集した発光ダイオード(LED)テレビの新製品を発売し、三星(サムスン)電子の攻勢に対抗する。

LG電子はLEDをバックライトに使ったテレビの新製品を発売すると22日に明らかにした、「LH90シリーズ」という製品で、1秒当たり240コマの映像を映し出せる240ヘルツ技術を用いた。権喜遠(クォン・ヒウォン)副社長は、「今回の製品にわが社の先端技術力を集中した。画質改善に力を入れ、より薄いデザインのLEDテレビを出し続けたい」と述べた。

同社のLEDテレビは、LEDを液晶の裏に取り付けた「直下方式」だ。三星のLEDテレビはフレームに取り付ける「エッジ方式」を使い厚さを薄くしたのに比べ、直下方式は部分的に光を遮断する方法でコントラスト比を高めたのが特色だ。ただ電力消費はエッジ方式より多く、画面の厚さも9センチメートルとサムスン製品の3倍となる。価格は42インチが330万ウォン(約24万円)、47インチが420万ウォン、55インチが640万ウォンなどで、三星と同水準だ。


LGが「LEDテレビ」という名称を明示してマーケティングに入ったことで、製品名称をめぐる議論も沈静化する見通しだ。一部ネットユーザーは「LEDテレビという名称は次世代ディスプレーの有機ELテレビと混同される」と指摘していた。LGディスプレーの権瑛寿(クォン・ヨンス)社長も、「バックライトを従来の蛍光ランプからLEDに変えただけで結局は液晶テレビなのに、LEDテレビという名称は消費者を誤判断させる側面がある」と指摘していた。しかし関係会社のLG電子が「LEDテレビ」という名前で新製品を出したことから余計な議論となっていた。LEDテレビは2007年から三星とLGが1~2種類ずつ発売していたが、価格が高くそれほど売れなかった。

一方、三星電子は240ヘルツパネルを使った「750シリーズ」の液晶テレビを発売すると同日明らかにした。1秒間に映し出せる映像を60コマから240コマに増やし、スポーツ中継やアクション映画のような動きの激しい画面を見るときに生じる残像を最大限減らしたという。同社の金良圭(キム・ヤンギュ)専務は、「1秒当たり240コマを映せる高速パネルを作るのはわが社だけ」と胸を張る。LGの製品は120ヘルツパネルでバックライトを瞬間的に点滅して240ヘルツと同じ効果を出す方式だ。



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