－－大量破壊兵器の拡散防止構想（ＰＳＩ）についての立場は。

「そうしたもの（ＰＳＩへの全面参加や船舶封鎖）があってはならない」。

－－いったん韓国政府が「ＰＳＩへの全面参加」の発表を先送りしている。北朝鮮の肯定的な変化を望んでいるようだが。


「今日の討論会のテーマも平和な海洋だ。世界は平和な海を願っている」。

－－北朝鮮は最近長距離弾道ミサイルを発射したにもかかわらず、人工衛星の発射に成功したと主張しているが。

「ロケットも衛星も発音が似ている（笑）。ロケットにもなり、衛星にもなるのだ」。

－－確実に成功したか。

「現在、空中には数千、数万の衛星が回っている。その中に北朝鮮のものもある」。

－－中国の海軍力が大きく拡大されたようだが。

「中国の海軍は１８９５年に、痛い経験がある。朝鮮（チョソン、１３９２－１９１０）の西海（ソヘ、黄海）で、清末の北洋艦隊が日本の艦隊に敗れた。その結果、山東半島を奪われ、大連も渡した。国力が弱ければ国も奪われ、民族も亡びる」。

◇韓相旬＝韓国政府は昨年、北朝鮮の西海艦隊司令官に任命されたものと把握している。故金日成（キム・イルソン）主席とともにパルチザン活動を展開した人の子孫が進学する万景台（マンギョンデ）革命学院出身だ。北朝鮮の軍部内で能力を認められたものとみられる。キム・ユンシム元海軍司令官も９０年代半ばに西海艦隊司令官を歴任した。



「ＰＳＩはダメ、刃持っていても戦ってはいけない」（１）