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「プラトーンシステム」に縛られている李承燁(イ・スンヨプ、33、読売)が3つの希望を見始めている。
李承燁は先週末に行われた中日と3連戦で少し驚くような経験をした。 17日に決勝打を含む連続本塁打を放ちながらも、18日の先発ラインアップから抜けたのだ。
読売の原辰徳監督は「相手先発が左腕なら李承燁を先発から外す」という原則を忠実に履行している。 しかしこれは悲観することではない。 李承燁は厳しい条件の中でも少しずつ希望を見いだしている。
◇選球眼がよい
白仁天(ペク・インチョン)SBS(ソウル放送)スポーツ解説委員は「李承燁がボールをよく見始めている。 バッティングのタイミングもよい」と説明した。 白委員は8日の横浜戦で李承燁が初めて先発から外れた際、「体はよくできている。 ボールをよく見始めれば打撃が良くなるだろう」と話していた。
李承燁は15日のヤクルト戦で2四球、19日の中日戦では3四球を選んだ。 ボールを見る時間が少しずつ増え、相手投手も慎重になってきているという証拠だ。
◇ライバルの不振
相手チームの先発投手が左腕なら原監督は右打ちのアルフォンゾ(36)を一塁手に起用する。 アルフォンゾが二塁手として満足できる守備力を見せられず、李承燁と一塁の守備を分担しているのだ。
メジャーリーグ出身のアルフォンゾは20日現在、打率1割9分・本塁打1本と不振だ。 李承燁(2割1分6厘、4本塁打)に比べて成績が良いわけでも、将来性があるわけでもない。 同僚でありライバルであるアルフォンゾの不振は、李承燁の気持ちをやや楽にしている。
◇チームは上昇の勢い
読売は20日現在、セリーグ1位を走っている。 まだ14試合にすぎず、2位のヤクルトとは1ゲーム差だが、ライバルの阪神や中日に比べると戦力が安定している。
読売は開幕3連戦で1分け2敗のスタートを切ったが、原監督は調子の良かった李承燁を先発から外すなどしてチームを刺激している。 その後、チームはすぐに安定を取り戻した。アルフォンゾの不振に李承燁は安堵している。 2軍行きなど劇薬処方の可能性が減り、少しずつ存在感も高まりつつあるからだ。
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