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<フィギュア>「忘れられていた‘芸術演技’、キム・ヨナが見せた」

「キム・ヨナは今回の世界選手権の新記録より14-15点さらに高い点数を受けることができる」。キム・ヨナ(19、高麗大)のコーチ、ブライアン・オーサー氏の話だ。

オーサー氏は24-26日に高陽市(コヤンシ)KINTEX特設舞台で開催されるアイスショー「フェスタ・オン・アイス」の総監督を務めるため20日に入国した。

オーサー氏は「先月の世界選手権大会でサルコウジャンプと最後のスピンミスがなければ、キム・ヨナはさらに8-9点高い点を受けていただろう。また、もう少し技術が発展すれば14-15点ほど点数が上がる可能性もある」と述べた。世界新記録の207.71点を超えて220点台も可能だという自信がうかがわれる。


オーサー氏はフィギュアスケートのルール改正について「キム・ヨナに不利なことは全くない。新しいルールに備えて適切な戦略を立てる予定だ。ルール改正は大きな問題ではない」と語った。

また今回のルール改正が浅田真央(日本)に有利だという見解については「浅田選手のことはあまり気にしていない。今回の世界選手権大会でも見られたようにキム・ヨナは非常に強い選手だ。他の選手たちがもっと強くなるからといって委縮することはない」と話した。

先月の世界選手権大会後、キム・ヨナは「今になってフリップのエッジに変化を与えるのは危険なので他のジャンプを考えている。トリプルルッツ-トリプルトーループのコンビネーションジャンプを練習してきたが、むしろフリップを使う時よりも気楽だった。トリプルフリップのアテンションに納得するわけではないが、そのような判定に備えてルッツジャンプの代わりになるものを念頭に置いている」と明らかにした。

これに関しオーサー氏は「5月にキム・ヨナがトロントに戻れば、2009-2010シーズンについて本格的に話す予定だ。しかしその時まではジャンプの代替については考えない」と述べた。

▽フィギュア関係者も「ありがとう、キム・ヨナ」

一方、元国際スケート競技連盟(ISU)議長だったソニア・ビアンチェッティ氏が最近、「09世界選手権レビュー」でキム・ヨナを絶賛した。

ソニア・ビアンチェッティ氏は「その間、新しい採点制の下で忘れられていた‘芸術演技’をキム・ヨナが見せてくれた。特にショートプログラム‘死の舞踏’は長く脳裏に残るベストプログラムだ。カタリーナ・ビットの‘カルメン’、アレクセイ・ヤグディンの‘ウィンター’とともに歴史に残る演技だった。涙が出てきた」とし「特に新採点制のもとではそのような演技をするのがむしろ珍しい。ありがとうキム・ヨナ」と述べた。



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