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主要国際機関の韓国経済に対する見通しが交錯している。一方では今年下半期から早い動きでの回復を予想しているが、もう一方では横ばいの可能性が大きいとの見通しを出している。
経済協力開発機構(OECD)は最近発表した景気先行指数(CLI)報告書で、韓国の2月のCLIが94.5と前月より1.6ポイント上昇したと明らかにした。CLIが前月より上昇すれば6~7カ月後に景気が回復することを意味する。韓国の2月のCLI上昇幅1.6ポイントは加盟30カ国で最も大きい。
CLIが上昇した国は韓国のほか、メキシコ(0.5ポイント)、イタリア(0.4ポイント)、トルコ(0.3ポイント)など8カ国にすぎなかった。その中でも韓国の伸び幅は最も大きく、6カ月後に最も早く回復するとの見通しが示された。
OECD加盟国の平均は92.0で、前月より0.7ポイント下落した。先進7カ国(G7)も0.8ポイント落ち込んだ。このためOECDは、「主要国の経済が依然として深い沈滞に陥っている」と指摘した。しかし韓国など一部の国ついては、「改善のシグナルが現れている」とした。
こうした兆候は国内の一部経済指標でも感知される。企画財政部関係者は、「鉱工業生産が前月より増加し、外国為替平衡基金債券発行後の金融市場も安定しており、OECD加盟国のうち最も早く低迷を抜け出せるという分析が出てきたものとみられる」と述べた。
OECDは引き上げ、IMFは引き下げ…韓国経済の見通し混乱(2)
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