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【取材後記】ノーベル賞、韓日「0対13」に何も感じないのか(1)

日曜日に報道してきた「日本科学の力、ノーベル賞受賞者インタビュー」をすることになった動機は簡単だった。

先日行われたワールドベースボールクラシック(WBC)でも確認したように、韓国は日本に対し、無限な競争意識がある。勝たなくては眠りにつけない。韓国民を一致団結させる最も容易で強力な手段は「日本に勝つこと」だ。ところで13対0というノーベル科学賞の受賞者スコアに悔しがり、かっとする韓国人は果たしてどのくらいいるか。これ、どこか間違っていたとしてもずいぶんひどい間違いではないか。そんな素朴な考えから取材は始まった。隣国日本のノーベル賞受賞者たちの口を通じて韓国の基礎科学が少しでも発展するためのヒントを探してみようというのが一貫したキーワードだ。

しかし取材は最初から壁にぶつかった。昨年ノーベル賞を受賞した対象者を中心に手紙を送り、接触したが反応はさっぱりだった。「忙しい」「海外メディアとのインタビューには応じたことがない」などあらゆる言い訳で断られた。なんとかしたいと思った。まず昨年、ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英京都産業大教授(69)に再び長文の手紙を書いた。


「韓国にも自分の夢と人生をかけて今日も黙々と研究に取り組む科学者と若者が多い。益川先生がこれまでの経験と科学者としてのビジョンや哲学を伝えてくれたら彼らに大きな力になる。それはお金に代えることができない大きな価値になるだろう。また、あなたのインタビューを契機に科学徒になった韓国の若者が、遠い将来、ノーベル賞を受賞して受賞所感であなたの名前を語るかもしれない」

1週間後、益川教授から返事が来た。



ノーベル賞、韓日「0対13」に何も感じないのか(2)

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