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リーズナブルなギャラが日本ドラマの力

16日、「韓国ドラマの制作費で、俳優に支給されるギャランティーの割合が、日本に比べ高すぎる」という見方が示された。

韓国放送映像産業振興院(KBI)が発表した報告書「韓日ドラマ制作環境の比較」は「韓国ドラマのギャランティーは制作費全体の6割にのぼるのに対し、日本は2-3割にすぎない」と明らかにした。また、スター級俳優1人へのギャラを比較してみると、韓国は制作費の1割以上を使っているが、日本は1割を超えないケースが大半だった。

その代わり日本は、美術・技術の部門に予算の約4割を投入した。ドラマのクオリティを高める多様な投資が可能だということだ。キム・ヨンドク研究員は「日本ドラマへの好評には、こうした安定した制作費編成のシステムが一役買っている」とした。報告書は、客観的なデータに基づいた、日本のギャラ算定システムに注目した。


日本は▽この3年間該当俳優が出演したドラマの視聴率▽テレビ番組の出演回数--などをもとに計算した「潜在視聴率」に基づいてギャラを決める。韓国は大まかに勘定し、ギャラだけ高めてきたという指摘だ。報告書は、韓国も日本のようにプロデューサーと現場のディレクターの業務を分離すれば、マーケティング・企画の力量を強化すると同時に、制作も充実化できる、という見方を表した。

また、ドラマの企画が少なくとも半年前から始まり、半分以上を制作して放送がスタートする日本の慣行を、「直前のシナリオ」「超スピード撮影」などで代弁される韓国の現実と比較した。



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