来月５日から８日までソウル韓国総合展示場（ＣＯＥＸ）で「世界市民フォーラム（Ｗｏｒｌｄ　Ｃｉｖｉｃ　Ｆｏｒｕｍ）２００９」が開催される。

同フォーラムの主題は「美しい惑星・地球へ向かう」だ。世界各国の大学・国際機関・市民団体・政府・企業などから約１０００人が参加し▽人類の平和・福祉▽地球の正義・気候変動－－など世界的な懸案について活発に討論し、代案を示す予定だ。国連経済社会局と慶煕（キョンヒ）大が共催し、中央日報が後援する。


科学技術が発展しているが、人類はさまざまな危機に直面している。▽国家間の衝突や安保の不安▽環境の破壊と気候変動▽世界的な不平等▽文明の疎外現象－－などが解消されずにいる。人間性の喪失は、人類共同体を脅かす。こうした諸問題を解決できる方策はないか。

来月５日から４日間にわたりＣＯＥＸ（ソウル江南区三成洞）で開かれる「世界市民フォーラム２００９」は人類の前に置かれているこうした危機の克服に向けた解決策のひとつに「人道主義的な価値の回復と実践」を掲げる。また、自由・平等・正義・人間の尊厳性という人類の普遍的な価値を持つ市民が「人道主義的な価値の実践」に積極的に加わるべき、と呼びかける予定だ。

フォーラムの開幕式典には東ティモールのホルタ大統領、国連の経済・社会事務担当の沙祖康事務次長、トビルユネスコ（国連教育科学文化機関）事務次長補、中央日報の洪錫炫（ホン・ソクヒョン）会長、慶煕大の趙仁源（チョ・インウォン）総長らが出席し、それぞれ基調演説を行う。

フォーラムの期間中には▽未来大学のラウンドテーブルと全体会議▽テーマ別の会議▽１２０の分科会－－も開かれる。慶煕大国際キャンパス（水原）では「世界市民青年フォーラム」が開催される。



世界の碩学が一堂に会し貧ꊍ・環境・安保の解決策探る（２）