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大田(テジョン)大徳(テドク)研究団地の韓国電子通信研究所(ETRI)は最近、英国のある技術投資会社に使用していない‘休眠特許’技術250件を625万ドル(約83億ウォン)で売却した。この投資会社は、ETRIの技術を当初の用途とは違う分野にも応用できるよう付加価値を高めた後、さらに高い金額で海外市場に売る予定だ。両機関は今後も休眠特許のうち可能性のある技術に手を加え、海外市場に出すことにした。
こうした取引はETRIの保有特許(1万2000件)‘技術財テク’事業進出によるものだ。苦労して開発しながらも用途を見いだせなかった技術を売り、収益を上げるということだ。特許資産配分戦略という点で「特許ポートフォリオ」という言葉も使われる。
ETRIはこのため最近「技術財テク事業化戦略」をまとめ、保有技術1万2000件を活用・リサイクル・放棄の3つに分類した。崔文基(チェ・ムンギ)ETRI院長は「60%ほどの技術は使われなかったし、5年以上休眠中の技術も2000件にのぼった。休眠技術・特許を再評価して収益を出そうというのが技術財テクの趣旨」と説明した。
ヒントは英国投資会社から得た。「予想もしなかった金額で休眠特許を買うという話を受けて驚いた。国内ですぐに使われない技術も新しく包装すれば海外で通用すると考えるようになった」。
技術・特許も財テク時代…リサイクルで年600億ウォン(2)
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