ネットオークション大手の米イーベイが、韓国最大のオンライン・ショッピングモールのＧマーケットの経営権獲得を進めている。

イーベイはインターパークなどが保有するＧマーケット株３４．２％を買い入れ経営権を確保する計画だと米ウォールストリートジャーナルとブルームバーグが１５日に報じた。

報道によると、イーベイ米国本社理事会がこうした内容の買収契約を承認すれば、早ければ１６日にもＧマーケット買収を発表する予定だ。外信は買収価格について１株当たり２４ドル、総額４億１３００万ドルと伝えている。これは国内のインターネット企業の海外売却では過去最大規模となる。Ｇマーケットは現在米ナスダックに上場している。外信は、「この水準の買収価格は、現在ナスダックで取引されるＧマーケットの株価に５０％程度のプレミアムを上乗せしたもの」としている。


イーベイの韓国子会社、オークションの関係者は、「契約締結が迫っており、今週を過ぎることはないと承知している」と明らかにした。イーベイは２００１年に韓国のオンライン・ショッピングモール２位のオークションを買収している。イーベイがＧマーケットまで買収すれば、オークションと合わせ総取引額は約７兆ウォンに達する。これは米オンライン・ショッピングモール市場の９０％、電子商取引市場全体の４０％に相当する。

イーベイは昨年９月に公正取引委員会からＧマーケット買収に向けた事前承認を受けており、以後Ｇマーケットの大株主のインターパークと株売却交渉を続けてきた。