グローバル金融危機はこれまでになく北東アジア3カ国間協力を切実に要求している。東アジアは、今回のグローバル金融危機による為替レートの急変動や資金流出などの被害が最も大きい地域の一つだ。同時に東アジアは、世界のどの経済圏よりも多い外貨(08年末3兆2000億ドル)を保有する北東アジア3国を含む経済圏でもある。この豊富な領域内の資金をグローバル金融危機による被害を最小化するのに活用するのは、東アジアの自然な自救策だ。AMFがまさにその役割を担う。韓日中賢人会議がAMF創設を注文した背景だ。
通貨危機直後に日本が提案したAMFは、主導権をめぐる領域内の国家間葛藤と独占的権威の低下を憂慮する米国とIMF(国際通貨基金)の反対で挫折していた。今は域外国の顔色をうかがう余裕も必要もない切迫した状況だ。韓日中が主導して「アジアのための、アジアによる通貨協力体制」であるAMFへ前進できる絶好の機会となる。
通貨危機直後に日本が提案したAMFは、主導権をめぐる領域内の国家間葛藤と独占的権威の低下を憂慮する米国とIMF(国際通貨基金)の反対で挫折していた。今は域外国の顔色をうかがう余裕も必要もない切迫した状況だ。韓日中が主導して「アジアのための、アジアによる通貨協力体制」であるAMFへ前進できる絶好の機会となる。
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