ＳＫワイバーンズは１４日、仁川（インチョン）文鶴（ムンハク）球場の球団事務室で、元読売ジャイアンツの投手・門倉健（３６）と入団契約を結んだ。契約条件は契約金５万ドルに年俸２０万ドル。

門倉は９６年に中日に入団した後、日本プロ野球で通算３０２試合（先発１７２試合）に登板、７６勝８２敗、防御率４．３６を記録した。４シーズンで２けた勝利をマークし、０５年にセリーグで奪三振王（１７７）になっている。

０７年に読売とＦＡ契約したが、２年間で１勝７敗と振るわなかった。今年１月、シカゴ・カブスとマイナー契約をしたが、２日に放出された後は無籍状態だった。


－－ＳＫ入団の所感は。

「一日も早く投げたいという気持ちだけだ。今日は日本に帰り、就業ビザを受けた後、金曜日（１７日）に韓国に来る予定だ」

－－体の状態はどうか。

「１００％だ。米スプリングキャンプでは球速９３マイル（１５０キロ）まで出た。もう少し強く投げることもできたが、メジャー公認ボールに適応しようと力を抜いた」

－－高津臣吾投手（元ヒーローズ）が韓国プロ野球を経験しているが、アドバイスを受けたか。

「聞いていないが、周囲の在日韓国人からいろいろな話を聞いた」

－－宣銅烈（ソンドンヨル）三星（サムスン）ライオンズ監督とは中日時代の同僚だが。

「宣銅烈監督は一流投手だった。敵将として会うのは変な感じがするが、いろんなことを学びたい」